井上麻里奈インストア・ライブ@東京・秋葉原「石丸電気SOFT2」

東京・秋葉原石丸電気SOFT2で、声優/歌手の井上麻里奈がイベントを行ないました。トーク、歌、握手会の3部構成。新曲『ビューティフル・ストーリー』のシングルCD発売記念です。TVアニメ『月面兎兵器ミーナ』(ちなみに「げつめんとへいき」と読む)のエンディング・テーマで、同作の主演も井上が務めています。

僕は『コゼットの肖像』で知って以来、彼女の大ファン。去年、同じ場所で行なわれたイエロー・ジェネレーションとの合同ライブにも足を運びました。
(そう言えば、イエジェネは今どうしてるんだろう。公式サイトもまったく機能していないし)

くじ運が悪く、整理番号は135番。前の3列は椅子が用意してありましたが、それ以降は立ち見でした。

『ビューティフル・ストーリー』は、これまで井上が歌ったことのない、ファンタジックなテクノ・ポップ。PERFUMEの『エレクトロワールド』に似ている曲だなぁ、と思っていたら、案の定、中田ヤスタカのプロデュースでした。カップリングの『変な恋』は、スウィングするリズムが耳に心地よい、コケティッシュなバラードです。

考えてみれば、ゴシック・ロマンを謳い上げた『宝石』、R&B調バラード『energy』など、井上が歌ってきた曲はそれぞれ違うスタイルですが、しかしいずれも堂々と歌いこなしています。その多彩な表現力は、アニメ・ファン以外の耳と心にもアピールすることでしょう。

とはいえ、去年のイベントでもそうでしたが、ライブとなると表情や歌い回しの硬さが気になります。けっして歌唱力が足りないのではなく、自信がなくて実力を出し惜しみしている感じ。
加えて本日披露された二つの新曲は、スタジオ盤では声をかなりエフェクトでいじっているのに、ほとんど肉声に近い形で歌われたため、バックの音と馴染んでいませんでした。
井上の場合、実力はじゅうぶんにあるのだから、あとは場数を踏むだけなのですが……あくまでも本業は声優のようなので、そう頻繁にライブはやれないのかもしれません。このまま、アニメ・ファン以外に認知されることなく終わってしまうのだとしたら、悲しいなぁ。

ちなみにこの日、『ビューティフル・ストーリー』のほうは「振り付けあり」と「なし」で2回歌われました。やっぱり踊りながら歌ったほうがいいですね。たしかにちょっと音程が不安定にはなりますが、ライブなんだからいちいちあげつらうのは野暮というもの。そんなことより、見た目の楽しさを重視してほしいです。

ただ、歌っている最中、後ろの壁に同曲のPVが上映され、その中で井上はサイボーグみたいなダンスを踊りながらカメラ目線で歌っているのですが、なんか目つきがイっちゃっててちょっと怖かったです(笑)