第6回東京プライドパレード

LGBTの人権を訴える毎年恒例のイベント「東京プライドパレード」に初めて行ってきました。

とはいっても行進には加わらず、沿道から見物していました。一つのフロート(先導車両ごとのグループ)に入ってしまうと他が見れなくなるし、参加受付の行列に並ぶのも面倒だったから。でも、フロートはすぐに通り過ぎてしまう上、あの人だかりの中を追いかけていくのはとてもキツかったので、実際は一つのフロートを選んでずっとくっついていったほうがいいみたいです。

やっぱりパフォーマーが乗っているフロートが面白かったですね。どういうわけか浜崎あゆみファンのフロートなんかもありました。あゆのコスプレをしたドラァグクイーンたちが、あゆの曲に合わせて踊りまくるというw

実を言うと、以前はパレードすることに何の意味があるんだろうって思っていたんです。たとえホモフォビアでなくても、ああいうケバケバしい格好をして街を練り歩くということ自体に眉をひそめる人はいるだろうし。

だけど、実際に目にしてみたら意外に違和感はなく、原宿という街の空気にすっかり馴染んでいる印象さえ受けました。そう言えば、かつて原宿で毎週日曜に開催されていた「ホコ天」は目立ちたがり屋の若者たちのメッカで、僕も中学生の頃は路上演奏のバンドを目当てによく足を運んだものです。

6回目を迎える今年のパレードは、4500人を動員し、過去最高の記録だと聞きました。先月に行なわれた参議院選挙では、日本史上初めて同性愛者が国政政党から出馬したということもあり、例年以上の注目が集まったのでしょう。

パレード終了後の閉会式には、その話題の当人、尾辻かな子氏も登場。選挙には残念ながら敗れてしまった尾辻氏ですが、「私は諦めません!」という言葉に、長く大きな拍手と声援が湧き上がりました。選挙後、セクマイ当事者からの尾辻氏に対する批判をよく目にするようになり、正直、僕の彼女に対するスタンスも揺らぎつつあったのですが、彼女を応援する人たちのエネルギーを肌で感じて、目頭が熱くなりました。

それにしても……暑かった(^^;パレードの前にはHIVに関するシンポジウムが行われていたのですが、あの炎天下で小難しい話をされてもさっぱり頭に入ってきましぇ〜ん。壇上の識者の方々を眺めながら「あの人ら日陰に座れて涼しそうだな〜」とか「右端のおねえちゃんが可愛いなぁ……」とかそんなことばっかり考えてましたが、けっきょく耐えられなくなったのと腹が減ったのとで途中退席。その後、ブラス・バンドの演奏や同性愛者の方々のスピーチを観ながら、幕間にはポット出版のブースで『カーミラ』(レズビアン向けの情報誌)を読んでました。

さて、閉会式が終わった後は、大急ぎで新宿へ。2丁目の「ARCH」というクラブでアフター・パーティーが行なわれるためです。

もっとも、パーティー自体にはそれほど興味はなく、僕の目当ては出演者のab with HGM。女性シンガーのab(アビィ)と男性ダンス・チームHYPER GO MEN'Sのユニット。尾辻氏の決起集会で観てから、その場でabさんの大ファンになってしまい(いやHGMの皆様もカッコいいですよ(^^)その場でCDを全部購入し、さらに売っていなかったものは通販で買い揃え、通勤の車の中で毎日聞いてます。ab with HGMのステージは『LOVE AFFECTION』と『VAMPIRE』のたった2曲でしたが、他にもmaxwellのパワフルな歌声やドラァグクイーンたちの愉快なパフォーマンスで盛り上がり、じゅうぶん満足しました。

ただ、ab with HGMの出番が22時半と遅すぎたせいで終電を乗り過ごしまい、漫画喫茶に宿泊するハメに。着替え持っていって良かった〜。