山本弘のおかしな「ロリコン擁護」

(2016年8月1日 加筆修正)

現在、日本ユニセフ協会が中心となって、児ポ法の規制対象に二次元表現も含めるよう改正を促す運動が注目を集めている。「ロリコン」を自称する作家の山本弘も、かつては自身のサイトの掲示板(すでに閉鎖)上でロリコン擁護の論陣を張っていた。

http://f1.aaa.livedoor.jp/~ruri/gp03.htm
 
(前略)
 大勢の人が不快に感じているから規制せよ――この考えも非常に危険です。
 たとえば、今でもゲイに対して偏見を持ち、不快に感じている人が大勢います。それならゲイも法律で規制すべきなのでしょうか? ハンセン氏病患者は? 被差別部落出身者は? 在日韓国・朝鮮人は?
 もちろん違います。その人の主観で「不快」であっても、それが具体的な害を与えない限り、その存在は認められなければならない。なぜなら、偏見を乗り越えて共存するのが、社会の正しいあり方だからです。
 ただし、「不快なものを目にしない権利」も保障されるべきです。たとえば、街中で卑猥な行為をしたり、ポルノ写真をでっかく掲げたりするのはいけない。否応なしに目に飛びこんでくるのはまずい。
 しかし、本や雑誌は開かなくては見えないわけですから、見たくなければ手に取らなければいいだけのこと(表紙は過激なものにしないよう規制すべきかもしれませんが)。
 このホームページにしても、「秘密の部屋」を閲覧する前に確認のページを入れています。誰かにとって不快な画像が、予告なしに目に飛びこまないようにしているわけです。こういう配慮は必ず必要です。
 
http://homepage3.nifty.com/hirorin/hinitsutop.htm
 
 たとえば、ゲイ嫌いの人が、自分の意思でゲイのパーティに参加し、「まわりじゅうゲイだらけで、精神的被害を蒙った」なんて訴えたって、裁判所がまともに取り上げるはずはありません。不快な思いをしたくなかったら、行かなきゃいいんですから。
 同様に、その人の目につかないところに不快なものがあったとしても、それだけで「害がある」と主張するのは明らかに間違い。街中でウンコをするのはいけないけど、トイレでするならいい。それと同じ。
(後略)

児童への性的搾取に繋がる「小児性愛ロリコン)」を、合意に基づく対等な関係性を前提とする「同性愛」と同列に置くこと自体も問題であるが。山本の論法に従えば「同性愛」に関する情報についても「ゲイ嫌いの人」の目に「予告なしに飛びこまないよう配慮」することが「必ず必要」ということになる。これは同性愛者の可視化を「規制」する発言に他ならない。

当ブログでも先日、携帯電話各社が同性愛関連のサイトを「有害情報」としてフィルタリングしていた問題を取り上げたが、山本はそれに賛同する立場なのだろうか?

実際、上掲した議論の中で山本を擁護するファンの主張の中にも「ゲイは病気」「ゲイは趣味嗜好でしかない」といった「ヘイトスピーチ」が散見する。『アイの物語』におけるホモフォビックな描写を見るかぎり、山本の発言もけっして言葉の綾とは言い切れないようだ。