安藤希、入籍発表。

(2008年11月26日 追記)

 http://ameblo.jp/no-zo-mi/entry-10116221636.html 

 伊藤潤二の有名ホラー漫画を原作に、『猫のように』『櫻の園』といった百合映画で知られる中原俊監督が「ロリータとレズビアン」というテーマで実写化した『富江 最終章』。世間では「ホラーなのに怖くない」などと一面的な評価を下されているようですが、僕にとっては「百合」に開眼するきっかけとなった思い入れの深い作品です。『富江 最終章』に出会わなければ、僕は『マリみて』も『NOIR』も『神無月の巫女』も『コミック百合姫』も知らずに一生を終えていたことでしょう。つまり、僕の人生の意義が半分以上失われてしまいます(^^;

 映画版の『富江』はシリーズ化されていて、『富江 最終章』はタイトルどおりその最終作という位置付けでした(とはいえその後も監督を代えて続編が作られている)。しかし、本作で「富江」を演じた安藤希は、他の『富江』シリーズで「富江」役を務めた女優たちのわざとらしいホラー演技とは一線を画し、人間としての情や温もりや生臭さを排除した“絶対的な「死」のイメージ”を体現していました。僕の中で安藤希は、ベラ・ルゴシ、クリストファー・リー、ソリダット・ミランダ、岸田森といった偉大な怪奇俳優たちと同列にあります。

 にもかかわらず、なにかと過小評価されがちな『富江 最終章』、そして稀代のホラー・クイーン安藤希の真価を世に問うため、2年前にファンサイトを立ち上げました。

 柘榴ノ杜 http://zakuro-no-mori.jp

 しかし、共演者の宮崎あおいがスターダムにのし上がっていくのを尻目に、安藤希は徐々に表舞台から遠のいていき、やがて『プレイボーイ』でお尻丸出しのセミヌードを披露したり、ポルノまがいの映画に出演したりと(未観)、ファンにとっては残念な活動に追いやられていきます。

 さて、そこへ来て今回の入籍発表。「女優」安藤希のファンとしては、正直なところ祝福の言葉よりも、家庭をもったことで「守り」の姿勢に入り、女優としてのハングリー精神が失われてしまうのでは……? という危惧が先立ってしまう感は否めません。 しかも後日スポーツ紙で報じられたところによると、お相手は9歳年上のIT企業社長だとか。ハングリー精神どころか、一生働かなくても食べていけるわけだからなぁ……。

 ブログを読むかぎり、入籍した2月14日以降も仕事が入ってきているようなので、このまま家庭に入って引退ということはなさそうですが、稀代のホラー・クイーンがJホラー界に返り咲く日は来るのでしょうか?