次長課長がゲイの相談者に「ヘイトスピーチ」

(2016年8月1日 加筆修正)

KKベストセラーズ「月刊サーカス」内で、お笑い芸人コンビ「次長課長」が人生相談の連載をもっているのですが、今号(2009年3月号)の相談の中にゲイ当事者からのものが含まれていました。以下、全文引用します。

次長課長の(株)OH! NO! 人生相談 第11回』より(P.67)
 
相談者(29歳・SE):
僕はゲイなんですが、同僚の男性を好きになってしまいました。彼はノンケで男性に興味はありません。カミングアウトをして告白したほうがいいんでしょうか? 毎日思い悩み、つらいです。
 
井上:
告白したらダメでしょう。芸能界でこそおネエ系とかいますが、一般にはまずいないじゃないですか? だから、相手が困るようなことはやめたほうがいいと思う。
 
河本:
告白してもしなくても、結果、実らぬ恋ですよ。それなら今の友達のまま楽しくやったほうがええやろな。友達のふりして「ふざけんなよ〜」とか言いながらボディタッチして「よし、きょうはヒザ触ってやった」とか(笑)
 
井上:
最終的には連れションが目標になるんでしょうね。
 
河本:
いずれは「お前、ゲイちゃう?」ってバレるやろうけどね。
 
井上:
宮川大輔さん的なね。
 
河本:
大輔さんはゲイです(キッパリと)! 本人は否定してますけど、その境界線たるやガラス細工ですよ。デコピン程度でパリ〜ンいきますから(笑)
 
井上:
でも、そのゲイキャラを確立するというのは、意外と有効かもしれないね。
 
河本:
「ゲイちゃう?」言われたら「アホ言え〜」言いながら、またチンコ触るとかね(笑)
 
井上:
「男も女もイケるよ」みたいなね、ニオわし方がいいでしょうね。まあ、本当は男だけなんですけどね。
 
河本:
ゲイをニオわすと、女性の友達が一気に増えるやろうしね。もしかして食わず嫌いなだけで、意外と女性もイケるかもしれないですし。「めっちゃうまいやん!」ってなるかも分からへん(笑)
 
井上:
深刻な顔でゲイをカミングアウトして周りを困惑させるより、まずはそのニオイだけでも伝えてキャラにするほうが、周りにやさしいと思いますね。
 
河本:
きれいに〆た! ほな、また!

ゲイをカミングアウトすることについては反対しておきながら、バイセクシュアルを“ニオわす”ことは奨励するダブル・スタンダードからは、けっきょくのところバイセクシュアルであっても異性と同性を天秤にかけたら異性を選ぶはずだ》という異性愛至上主義に根ざした思い込みが透けて見えます。

人生相談にかこつけた、ゲイ男性およびバイセクシュアルに対する「ヘイトスピーチと言っても過言ではないでしょう。