「実話ナックルズ」に一ノ瀬文香

 一ノ瀬文香のインタビューを掲載したミリオン出版実話ナックルズ」2009年7月号が本日発売されました。

 成人男性向け雑誌とのことで「なんで男じゃダメなんだ?」みたいな(「インタビュー」の名を借りた)セクハラを受けてたりしてないか心配していたのですが(実際、一ノ瀬のブログにも意味深なコメントがありましたし)蓋を開けてみるとインタビュアーの野宮由宇(名前からすると女性?)は無駄に自己主張することなく聞き手に徹し、当事者ならではの意義深いコメントを引き出していました。

(P.12-13)
――えっ。そんなに男っぽいのに、グラビアの衣装は苦にならないの?
「私個人でいうとないです。変わってるのかな。ナルシストなんです。グラビアを始めたのも大学時代、2丁目で知り合ったカメラマンさんたちに、私服やコスプレで撮影してもらったことがきっかけだし。写真を見て、こんなキレイに写るんだって感動して……」
――それでも、いざ被写体となって、それを見てもらうのは女性ではなく、男性でしょ?
「うーん。中身は男寄りでも、私は女性として生きる道を選択しているので、女性として美しいって言われるのは好きなんですよね。それにカメラの前の自分は巣の自分とは違う。それこそ普段だったら、してもらいたいポーズを、あえて自分でやるし」
――自分を俯瞰してみている部分があると。
「常にあります。自分がとるポーズや表情を客観的にエロいとか、セクシーだとか、キレイだとかって見ています」

 思えば同誌が過去に何度か掲載していたタトゥー・アーティストの特集の中で、カメラマンの菊池茂夫が世間の入れ墨に対する偏見を批判した発言(「実話ナックルズSPECIAL」P.16-17)は、同性愛にも当てはまることだよなぁと感じたものでした。案外マイノリティに優しい雑誌なのかもしれません。
(とはいえ、依然として「人気女性漫画家Aに同性愛疑惑が急浮上(P.59)」「元サッカー日本代表Xの新宿二丁目伝説(P.93)」みたいな記事も載ってるんだけど)